おいしい魚を選ぶ3つの簡単な方法
こんにちは、水産業界で働いているホタテ王子です
おいしい魚を選ぶためには
皆さん日々のお買い物の中で野菜やお肉、魚を買いますよね?そんなときお魚はどうやったら鮮度よくおいしいものを選べるか簡単に教えていきます。
ポイントは3つ
おいしい魚をスーパーで買う際に見るポイントは簡単に3つあります。
- 表示
- ドリップ
- 切り口
この3つだけです!
おいしさの見極め①「表示」
スーパーで買う際、今は魚がパック包装されて売られていることがほとんどですね。その際に見るべきポイントは表示です。
魚は大きく分けて「生」「冷凍(解凍)」「塩蔵」に分けられます。
①「生」「鮮魚」
生の魚をまるまるや、刺身、切り身にしたもの
②「冷凍」
まるまる冷凍されたものや、切り身にして冷凍されたもの。まあはそれを解凍したもの
③「塩蔵」
塩味をつけたもの
以上の3つに分けられます。パックものならこの表示を見ましょう。この表示については表面の見やすいところに書いてあったり、裏面に小さく表示してあったりします。表示がそもそもないものもあります。いずれにせよしっかりと表示しているお店の方が魚への扱いは丁寧で質がいいことがわかります。表側になければ裏面を見ましょう。
それでおいしい魚は?
それではどうやっておいしい魚を選ぶか見ていきましょう
まずはしっかりと鮮度管理された①の「生魚」が一番美味です。
②の解凍ものでは、解凍のやり方次第では味わいが大きく変わってしまいます。ただし、近年の冷凍技術の進歩により生のものより冷凍物の方がおいしいこともあります。鮮度管理されていない生魚は危険です。
③の塩蔵(塩味のもの)は鮮度はありませんが旨みが凝縮され日持ちします。主に焼くのがメインですので鮮度は関係ありません。
どんな魚ならいいの!?
まず、①、②の切り身の場合は鮮度が落ちるとドリップ(水分)が出てきて、容器やトレイなどに溜まってきます。また切り口の角が丸くなってきているものなど、これらのものは避けましょう。
①の生魚が何も加工されていないまるまるの場合は切り身の状態よりもセンドの判断が難しいです。身が固くて液体が出ておらず、えらの赤いものは基本的に新鮮です。触ってみて身が硬いかどうか判断するのはいやな場合は「これって、生でも食べられますか?」「刺身でも食べられますか?」と聞いてみましょう。
他のサイトなどでは「目が白いものはだめ」といわれてますが、この法則が成り立たないものがあります。マアジなどがその例です。氷水に塩を入れて塩水にすると真水の時より水温が下がり、保冷力が高まります。このように塩水にして鮮度保持するために、目が塩分により白くなってしまうのです。
この他に、「加熱用」「刺身用」の表示があります。魚については刺身用の方が加熱用より鮮度が良いのはわかりやすいです。ただ、牡蠣(かき)についてはこれは鮮度による差ではなくただ単に加熱用は滅菌処理をしていないだけなんです。牡蠣の「生食用」は無菌の海水中で滅菌処理を行います。その際に最近とともに実は旨み成分やエキスも流れ出ているのです。だから、鍋で用いる際は「加熱用」を選ぶ方がおいしいです。
コールドチェーンが発達し、様々な販売方法が展開されている今、よりおいしい魚を選ぶためのポイントを学び、たくさんおいしい魚を食べていきましょう!