あなご(穴子) conger-eel
こんにちは、水産業界で働いているほたて王子です!
今回は「穴子(あなご)」について。
あなご「穴子」
標準和名
マアナゴ(真穴子、真穴魚)
科
アナゴ科
生息域
北海道以南の各地に生息。東シナ海、朝鮮半島、能登半島以北の日本海には少ない。
語源
穴子は夜行性で昼の間は海底の穴の中に潜んでいたり、よく穴にこもっていたりするため「穴ごもり」に由来すると考えられる
地方名
・場所によっては「ホンアナゴ(本穴子)」と呼ばれる
・体に白い斑点が並んでいるため関東などでは「ハカリメ(秤目)」などとも呼ばれる。
・気が強く、船などで水揚げされると噛みついてくるため「ハム(食む)」と呼ぶ
・愛知県三河地方ではマアナゴを「メジロ(目白)」、近縁種のギンアナゴを「アナゴ」という
・ウナギ目の魚は赤ちゃんの頃には体が透明で柳の葉のような体をしている。このままでも食用となり、高知県では「ノレソレ」、関西では「ベラタ」などと呼んで親しまれている。
天ぷら、すしの定番
江戸前の天ぷらやすしには欠かせない穴子。
関東では「煮穴子」が定番ですが、関西では「焼き穴子」が主流です。
一般に「あなご」と呼ばれるものは「マアナゴ」で、これに加えて「ゴテンアナゴ」「ギンアナゴ」を加えた3種が流通しています。
近年はこれら3種類に加えて「イラコアナゴ」「マルアナゴ」も加わった5種が流通しています。
穴子には、ウナギ同様脂肪分が多く、ビタミンA、ミネラル、EPA、DHAが豊富に含まれています。
アナゴの旬の時期
アナゴの夏は4月中旬から8月頭までの夏の時期です。
近縁では国産の穴子は減り、輸入物が多くなっています。どちらも高値で取引されています。
海外では中国や朝鮮半島でとれたものを多く輸入しています。
丸々のものもありますが、時にはさばかれた状態の穴子が大量に入荷します。
アナゴの特徴
アナゴは大きさによって用途が異なります。
天ぷらなどにはやや小ぶりのものが好まれて使用され、特に35cm以下の「めそ」と呼ばれるサイズ帯は最上として扱う職人さんもいます。
大きいサイズは干物などにされます。焼き加減や乾き加減を絶妙にコントロールしてかぐわしく焼き上げられた穴子は絶品です。
関東と関西の違い
アナゴは関東では煮る、関西では役が主流です。
煮穴子は短時間でしょうゆの色合いをつけずに、白く仕上げる「沢煮」と、とろけるほどやわらか~く煮込んだものがあります。
焼き穴子は関西から瀬戸内海にかけてよく見られ、地元で人気の「穴子飯」は焼き穴子をご飯に乗せたものです。
穴子のおすすめレシピリンク
あなご飯
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1170005094/
引用元:楽天レシピ
あなご「ノレソレ」
https://cookpad.com/recipe/5022892
引用元:クックパッド
煮穴子
https://www.kurashiru.com/recipes/77278d6f-1602-40a4-867f-3a8c4e00a000
引用元:クラシル
焼き穴子
https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/16903/
引用元:レタスクラブ
レッツお魚クッキング!