ゲノム編集された「肉厚真鯛」が解禁された?!
こんにちは!
青森県のホタテ王子こと塩越です!
今日は「ゲノム編集のお魚」のお話
10月よりゲノム編集のお魚が解禁されたとのこと
皆さんは「遺伝子組み換え食品」ってご存じでしょうか?
有名なのはトウモロコシとか大豆ですよね
この遺伝子組み換え食品は
従来その食品が持っていない遺伝子
つまりトウモロコシにほかの植物の遺伝子を入れたりとか
そういうイメージの食品です(違うかもしれないけど)
一方「ゲノム編集」は従来その生物が持っている遺伝子を編集する
つまりほかの生物の遺伝子は関係ない
っていうのが大きな違いになります
引用:東京新聞
遺伝子組み換えの食品は自然界では起こりえないが
ゲノム編集は自然界でも突然変異などで起こりうる
といったほうがわかりやすいですね
今回、この「ゲノム編集」された鯛が10月より解禁になりました
最も有名なのが「とまと」です
これは筑波大学が血圧降下作用をもつGABAを多く蓄積するトマトを作ったことです
ゲノム編集された鯛とは?
今回解禁されたゲノム編集された鯛とは
ずばり「めっちゃ太る鯛」です
これ、結構おさかな養殖業界ではかなりの激震
というのも、養殖の魚は餌を与えなければ太らず、さらに餌をあげたからと言って太るとは限らないからです
人間にも太りやすい人、どんなに食べても太らない人がいますよね?
それをゲノム編集
つまり「太りにくい遺伝子」を消してあげることで「めっちゃ太りやすい」性質になるわけです(めっちゃざっくりですが)
これを作ったのが京都大学と近畿大学の研究チーム
これ、だれがどう見てもゲノム編集した鯛のほうが太ってるのわかりますね(笑)
この「ゲノム編集」された食品についての法整備はまだまだ整っておらずこれから安全性を確かめたうえで広まっていくとのこと
もしかしたら早いうちにゲノム編集された食品が家庭に並んでいるかもしれませんね。
これが一般的になれば現在低迷している魚食文化や、簡単に美味しく育てられる水産業者が増えていくことは間違いないですね
既存の養殖業者にはかなりの脅威になりえますが時代の変化にしっかりと対応して日本の水産業発展に貢献していきたいです
ちなみにこのゲノム編集された鯛は「肉厚真鯛」というらしいですよ
もともとは「マッスル・マダイ」だったとか・・・(笑)