結果を残す伝え方⑥「ひらがな言葉を使用せよ」
カタカナは使うな
え??
どういうこと?
と、思っている方、以下のある部長が新入社員に向けた言葉を聞いてる側として想像してみてください。
「○○君、今日のミーティングは、アジェンダ通りに進める予定です。我が社のグローバルリンクの可能性について、先日立ち上げたローンチについて、もう少し詰めていこう。スキームについては問題ないので、あとはコンプライアンスやガバナンスだけだね。それでは○○君、××さんにアサインしておいてくれ。」
おそらく○○君にとって理解不能でしょう。
私も理解不能です。
とはいえ、最近のビジネス用語はカタカナばかりです。
英語をカタカナにしただけならまだしも、以下のように
「イーアールピー(ERP)の導入を検討し、最適なケーピーアイ(KPI)を定め、適正なマイルストーンを設定していこう」
となれば、さらにカタカナ言葉は難解になります。
このような言葉を日常的に使っているという人も少なからずいるでしょう。
しかし、自分が普段使っているからといって、相手は初めて聞く言葉もあるでしょう。
だからこそ、相手が理解できる言葉でなければ、そもそも言いたいことが伝わらないのです。
結果を残せない方の中には、カタカナ言葉や、専門用語、業界用語を連呼して、伝えた気分になりがちです。
相手に伝わっているかどうかに注意を払ってはいません。
逆に言えば、相手に伝わるようになるには、言葉選びが大切なのです。
では、冒頭の部長の言葉はどのように変えるべきでしょうか?
カタカナ言葉を使わないとすれば、以下のようになります。
「○○君、今日の会議は、事前に配付した資料の進行に従って進めていこうと思っている。我が社の世界進出の可能性について、先日立ち上げたばかりの新事業について、少し議論しよう。計画表については問題はないので、あとは現地の法律や、それから商習慣に寄り添った事業が出来るかどうかだね。」
「それでは○○君、××さんに意見を聞きたいので、次回会議への参加をお願いしておいてくれ。」
うわぁ~~、めっちゃわかりやすい!
これならば、難しい言葉も使っておらず、言葉の意味がわからないと言うこともないと思います。
新入社員も理解可能の会話内容となりました。
専門用語や業界用語、あまり一般的ではないカタカナ言葉は極力減らして、相手にあわせてわかりやすい言葉選びをしていきましょう。
そのためには、一般的ではない言葉に出会ったら「誰にでもわかるように言葉を換えたら、こうなる」と、日頃から考える癖を付けておくと良いでしょう。
ちょっとしたことですが、これだけであなたの話は伝わりやすくなるはずです。
結果を残す人は専門用語、業界用語、カタカナ言葉を使わない。
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